材料の特性を理解することは、エネルギー転換、環境コンプライアンス、持続可能な開発の各分野における要件を満たす上で、重要な課題の一つです。最新版のMAPS4.5は研究者に製品のデジタルツインに対する仮想実験の実施、そして化合物組成とパフォーマンスの関係を利用した設計指針の確立を可能にします。ポリマー、電解質、触媒、ナノコンポジット、種々の産業セグメントにおける複雑流体の配合など、あらゆる種類の材料、製品の研究および改善にMAPS4.5は利用できます。MAPS 4.5は、量子計算、全原子/メソスケール計算、さらにはより巨視的な熱力学物性計算や機械学習まで、幅広い技術に対応しています。
独立した様々なタスクを仮想実験とワークフローに集約することで、研究者は効率的に作業し、お手元の製品に関する科学的問題や製品特有の問題への対応に集中でき、大幅に時間を節約することができます。MAPS 4.5 では、このような仮想実験を自動的に組み立て効率的に実行できます。さらに、複数の機械学習モデルが MAPS に統合され、高速で信頼性の高い物性予測が可能になりました。すべての計算エンジンが安定稼働する最新のバージョンに更新され、計算エンジンと MAPS 間の通信用に新しいスキームが実装されました。
特に以下のような事例について、実際の問題を、関心のある製品のデジタルツインに適用できるシミュレーションワークフローに変換する方法を示します。
- リチウムイオン二次電池用有機電解液
- コーティングおよびインク材料の開発
- ガラス転移温度、モノマー拡散、粘度、熱伝導率、機械的特性などのポリマーの特性の予測
- ポリマーの誘電特性
- その他多数
Scienomics社製品にご興味のある方、持続可能な製品開発と仮想実験にご興味のある方は是非ご参加ください(参加費:無料)。
スケジュール:
- 15:00-15:30 Introduction to MAPS4.5, prediction of properties for polymers such as Tg, monomer diffusion, viscosity, thermal conductivity, mechanical properties, dielectric properties of polymers, etc.
- 15:30-16:00 Development of coatings and ink materials
- 16:00-16:30 Liquide electrolytes for Li-batteries
- 16:30- Q&A
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